中国EC市場の最大の商戦期が、毎年11月11日に大手ECサイトで開催される大規模セール「独身の日(W11)」です。昨年は天猫(Tmall)、JD.comともに具体的な流通額は非公開という異例の事態となりましたが、アリババは「前年実績並み」、京東は「昨年を上回った」というコメントが発表されました。また、今年は処理水の海洋放出がW11期間にも及ぶと考えられることから特に注目度の高い商戦期となっており、その数値結果や詳細な分析内容は、中国事業戦略において非常に重要な参考データとなります。
また、処理水放出による日本商品への影響が懸念される一方、観光庁から発表されたデータ(※1)によると、2023年7-9月期の訪日外国人旅行消費額は1兆3,904億円(2019年同期比17.7%増)と推計され、国籍・地域別では中国が2,827億円(構成比20.3%)と最も大きい結果となるなどインバウンド消費額の回復も見受けられ、日本と中国を取り巻く状況は目まぐるしく変わっているものの、中国人の日本商品に対する興味や消費動向、マーケティング事例は引き続き注目しておくべきでしょう。
そこで、中国展開を実施中・検討中の日本企業向けに、ECモールの市場動向データを提供するNintと共同で、W11の数値データを振り返りながら中国の最新消費動向やトレンド解説、日本企業と中国企業の取り組み事例から、W11の結果を踏まえて今後日本企業がとるべき中国向けマーケティング戦略まで、ビッグデータと企業事例をもとにW11を徹底解説する無料オンラインセミナーを開催いたします。中国インバウンド消費額が回復し始めたこのタイミングに、越境ECとインバウンドの両軸の事業戦略に役立つヒントになれば幸いです。
※1 引用:観光庁「【訪日外国人消費動向調査】2023年7-9月期の全国調査結果(1次速報)の概要
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